ブロックチェーン関連スタートアップのG.U.Technologies 総額1億100万円の資金調達を実施
ブロックチェーン関連スタートアップのG.U.テクノロジーズ株式会社(本社:東京都渋谷 区、代表取締役:稲葉大明、近藤秀和)は、シードラウンドにて個人投資家を中心とし た総額1億100万円の資金調達を完了したことを発表いたします。
資金調達の背景
G.U.テクノロジーズ株式会社は、ウェブブラウザLunascape等を開発する親会社であるG.U.Labsで進められていたブロックチェーン研究の成果をもとに、2020年10月にG.U.Labsからスピンアウトする形でブロックチェーンを使った次世代のイノベーションを社会実装していくことを目的に設立されたスタートアップ企業です。
このほどG.U.テクノロジーズ株式会社は、製品開発及び推進体制の強化を目的として、著名なスタートアップ創業者等を含む個人投資家を中心に多くの支援を頂き、創業7ヶ月ほどで総額1億100万円のシードラウンドにおける資金調達を完了いたしました。
8月10日には製品第一弾として、誰でも簡単にブロックチェーンを構築できるBaaS(Blockchain as a Service)である「G.U.Blockchain Cloud」の正式版をリリースしました。すでに大手コンテンツ企業、有望なスタートアップ企業など含めた数社の採用が決定しており、今後はさらなるサービス基盤の構築と営業活動を強化すべく、年末までを目処にシリーズAとなる次の資金調達を実施する予定です。
日本初「G.U.Blockchain Cloud」について
「G.U.Blockchain Cloud」では、世界標準のブロックチェーン開発インフラとなりつつあるEthereum互換のプライベートチェーン、コンソーシアムチェーンを「誰でも簡単・低コスト」に構築できるクラウドサービスの提供を目指して開発されました。導入により、おもにEnterpriseブロックチェーン領域において、自社ブロックチェーンの構築・運用コストを大幅に削減することができる上、Ethererumのエコシステムの恩恵をうけながらも安全に自社コントロール可能なブロックチェーンビジネスを推進していくことが可能です。
既に数社の導入事例があり、オープン型チェーンには不向きな匿名性や高速性が必要な取引や、プライベートチェーンにおいては取引手数料が不要になる点などが評価され、ブロックチェーンを利用したポイントシステム事例、NFT基盤の導入事例、監査性の向上を目的としたデータベース構築事例など、様々なユースケースで利用が進んでおります。
今後は、DeFi(分散金融)が盛り上がる金融業界・NFTが盛り上がっているエンターテイメント業界・トレーサビリティや物流管理などでの利用が想定されているIT業界だけでなく、暗号資産決済や自社トークン発行を想定している全ての大企業からベンチャー企業の導入を想定しております。
G.U.Blockchain Cloudの3つの特徴
特徴.1 誰でも簡単に初期導入が可能
少しの学習で誰でも簡単3ステップでブロックチェーンの初期導入が可能です。本番環境での運用も高度なパフォーマンスとセキュリティを持ったチェーンで、すぐに構築が可能です。
特徴.2 導入後の操作性や万全のサポート体制
様々な情報を誰でも簡単かつグラフィカルに確認可能な使いやすいUI/UXです。導入後のサポートはもちろん、ブロックチェーンビジネスや開発に関するあらゆるソリューションを提供し、全面的にサポートいたします。
特徴.3 低コスト化を実現
スモールノードにおいては$49~という圧倒的な低価格で、ブロックチェーンの運用作成が可能です。開発用の標準構成では月額約$558~、本番環境においても月額$1,000程度の運用費で、ブロックチェーン構築と運用が可能です。
ブロックチェーンの体験や情報発信サイト「G.U.net」開設
ブロックチェーン開発の振興に寄与するため、興味のある開発者がすぐにブロックチェーン開発を体験できるテストネットとコンテンツ発信サイトである「G.U.net」をオープンいたしました。G.U.net上では、Ethereum互換ブロックチェーン上でのNFTやDeFi(分散金融)などの分散アプリ開発(DApps)を体験できるG.U.Sandbox Chainを提要しているほか、様々なブロックチェーンに関わる情報発信を行ってまいります。